沈黙の声 遠藤周作から少し抜粋
2022年 03月 15日
「小説を書くとき、はじめに私は原稿用紙の裏に細かい文字で書いていく、それを赤のボールペンで訂正したあと、秘書に清書してもらうのだが、そのあと自分で朗読してテープに吹き込み、文章のリズムを聞いて確かめてみる。この三つが私の小説づくりの作業である。
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上手くかけた時というのはそういうものである。「筆がなめらかに進む」のではなく「一行一行を誰かが手を添えていてくれる感じ」なのだ。
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だから文章は難行苦行して書いたら良いものになるとは必ずしも言えねいのだろう。苦労した結果、かえって悪文になる場合もあるのだ。文章を練りに練って
「どうです、上手いでしょう」
というのは駄目で、自分の技巧を消すことが大切なのである。
技巧が目立たないようにしながら、何の変哲もない文章と巧い文章のすれすれのところまで持っていく・・・・」
沈黙の声
遠藤周作から少し抜粋しました。
この本に遠藤周作が小説を書くときの気持ちや書くときの心構えなどが書いてあるなんて夢にも思わなかった。
どうしてこの本を読んでいるんだろうとずっと思いながら読んでるんやけど。
by annkotyann
| 2022-03-15 00:22
| 文章をかく
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